篠原健太「彼方のアストラ」マンガ大賞2019に輝く

「彼方のアストラ」1巻

マンガ大賞2019の結果発表と授賞式が、本日3月19日に東京・ニッポン放送イマジンスタジオにて行われた。大賞に選ばれたのは、篠原健太「彼方のアストラ」。

「彼方のアストラ」は宇宙への渡航が当たり前になった近未来を舞台にしたSFもの。学校行事の一環としてある惑星を訪れた少年少女が、謎の球体に飲み込まれたことから宇宙の彼方で遭難してしまい、サバイバル生活を強いられる。同作は少年ジャンプ+で連載され、単行本は全5巻が発売中。TVアニメ化も決定している。

“今、いちばん友達に薦めたいマンガ”をコンセプトに、書店員を中心とした有志の選考員が選出する「マンガ大賞」。マンガ大賞2019では「2018年1月1日から12月31日までに単行本が発売された作品のうち、最大巻数が8巻まで」のマンガ作品を対象に、94名の選考員による投票が行われた。その上位13作品を「ノミネート作品」とし、その中から各選考員が1位から3位までを選定。ポイント制を集計してトップに輝いた作品を「マンガ大賞」としている。

12回目となる今年は「彼方のアストラ」以外に、赤瀬由里子「サザンと彗星の少女」、入江亜季「北北西に曇と往け」、樫木祐人「ハクメイとミコチ」、九井諒子「ダンジョン飯」、コナリミサト「凪のお暇」、田村由美「ミステリと言う勿れ」、鶴谷香央理「メタモルフォーゼの縁側」、とよ田みのる「金剛寺さんは面倒臭い」、堀尾省太「ゴールデンゴールド」、山口つばさ「ブルーピリオド」、ヤマシタトモコ「違国日記」、渡辺ペコ「1122」がノミネートされていた。なおコミックナタリーでは授賞式の模様を追ってレポートする。